みなさん、おはようございます。
今回は新規のお客様で、フロンティアBTOのデスクトップパソコン修理です。
フロンティアPC
特に重たい処理をしていないのに、CPUが過熱して電源が落ちるという現象。
確認してみると、BIOS画面を表示しているだけ（OS起動もしていない）で
CPUの温度が約９０℃！ 自動的に電源が切断されるレベルです。
作業前CPU温度
これだけCPUが熱くてFANも高速回転しているのに、
背面のラジエーターは手で触れても全然熱くありません。
どうも水冷クーラー部分の故障のようです。
PC内部
通常はCPUの上に大きなファンやヒートシンクがあるのですが、
この場合は冷却水のためのポンプがありまして、
そのポンプから出たパイプの中を冷却水が通り、背面のラジエーターへ送られ
そこのファンで冷やされ、CPU側へ戻されるという仕組み。
交換作業中
写真のマザーボードの上に見えるのが、取り外した水冷クーラーセット。
マザーボードの裏側から金具を取り付けて固定してありますので
このようにマザーボードも一旦取り外します。
交換用の水冷クーラーは、性能や納期の関係で
Cooler Master MasterLiquid Lite 120 を選択しました。
交換完了
作業完了
交換後は、BIOS画面でCPU温度約20℃ほどで安定しましたので、
ランニングテスト後に無事お渡しとなりました。
