みなさん、こんにちは。

今回は新規のお客様よりご依頼のBTOデスクトップパソコン修理です。
急に動作が重くなり、最終的にアプリが勝手に終了してしまうという症状。

PC本体

PC本体

ベンチマークテストを実行すると、
グラフィックボードテスト実行でアプリが落ちることを確認。
当初、グラフィックボードの故障と考えていましたが、

「メモリが足りない」などのメッセージも出始めたため、
メモリやマザーボードも考えなくてはならなくなりました。

交換前

交換前

メモリ交換やグラフィックボード交換でも解決せず、
マザーボード交換の可能性が出てきたところで、
メモリ不足のメッセージの調査により
OSの仮想メモリ設定が無効となっている可能性が浮上しました。
そこで設定を確認してみると、
果たして、仮想メモリ設定がデフォルトから変更されていて
無効となっていました。(いつ、どのようにそうなったのかは不明)
その設定をデフォルトに戻して、再度診断です。

すると、グラボ交換でベンチマークテストが完走するようになり、
グラフィックボードの故障もある、という診断結果となりました。
お客様と相談の結果、故障したグラフィックボードは過剰なスペックだったとのことで
若干スペックダウンしてお手ごろな価格のグラフィックボードへ交換することになりました。

交換用グラボ

交換用グラボ

交換後

交換後

交換後、あらためてランニングテスト異常無しで作業完了です。

今回は、グラフィックボードとOS設定の両方で不具合があり
診断に手間取りましたが、勉強になりました。